2026年7月15日、OpenAIとGoogleから合わせて五件の発表がありました。専門的な技術情報がほとんどで、今すぐ現場で使えるという内容ではありませんが、今後の業務ツール選びに関わってくる可能性があるため、内容を整理しておきます。
GPT-Liveに関する二つの発表
OpenAI公式は「Background Robustness with GPT-Live」と「Improved Intelligence with GPT-Live」という二本の情報を相次いで公開しました。タイトルから読み取れる範囲では、一つはGPT-Liveというサービスをバックグラウンドで動かしたときの安定性に関するもの、もう一つは応答の精度や賢さそのものの向上に関するものです。残念ながら素材には具体的な数値や対象機能の詳細までは含まれていないため、今の時点で確実に言えるのは「安定性」と「性能」という二つの軸で改善が発表されたという事実だけです。同じサービスについて立て続けに情報が出ているということは、OpenAIがこのサービスに力を入れている表れとも受け取れます。実際に業務でGPT-Liveに関連するサービスを使っている場合は、続報を待って詳細を確認することをおすすめします。
ChatGPT上でウェブアプリを直接作成できる機能
OpenAI公式からは「Build and publish web apps directly in ChatGPT」という発表もありました。タイトルの通り、ChatGPTの中でウェブアプリを作成し、そのまま公開できるようにするという内容です。これまでウェブアプリを作るには、別途開発環境やホスティングサービスを用意する必要がありました。それがChatGPTの中だけで完結する可能性があるという発表は、エンジニアでない人にとっても意味があります。簡単な社内ツールや業務用の小さなアプリを、自分たちだけで用意できる選択肢が広がるかもしれないからです。ただし対応できる範囲や具体的な操作方法までは素材に記載がないため、実際にどこまでできるのかは今後の情報を確認する必要があります。導入を検討する場合も、まずは詳細な仕様が公開されるのを待ってから判断するのが安全です。
Google画像検索が25周年
Google AI Blogは「Celebrating 25 years of visual search innovation」という記事を公開しました。Googleの画像検索という機能が25年の節目を迎えたことを振り返る内容です。長期間にわたって画像を使った検索が使われ続けてきたこと自体が、文字だけでなく画像による情報検索がそれだけ定着してきたことを示しています。日々の業務で画像検索を使っている人にとっては、この機能がどのように育ってきたかを振り返る良い機会と言えるでしょう。
データサイエンスチームによるChatGPT Workの活用事例
OpenAI Newsは「How data science teams use ChatGPT Work」という記事で、データサイエンスチームがChatGPT Work、いわゆるCodexを業務でどのように使っているかを紹介しています。専門性の高いデータサイエンスという領域でも、生成AIツールの活用が事例として紹介される段階に来ているということです。自分の職場にデータ分析や統計を扱うチームがある場合は、同じような活用の余地がないか、この事例を参考にしながら確認してみる価値があります。
まとめ
今回はOpenAIから三件、Googleから一件の発表がありました。いずれもタイトルの範囲でしか内容が分からず、具体的な仕様や数値まで明らかになっていない部分も多いため、断定的にすぐ業務へ取り入れるのではなく、各社からの続報を確認したうえで検討することをおすすめします。まずは「ChatGPTの中だけでアプリが作れるようになりつつある」「データサイエンスのような専門領域でも活用事例が出てきている」という大きな流れだけ押さえておくと、今後の情報を追いやすくなるはずです。